ぶか~しゅか の ひとり言 (from:モスクワ)

ロシアは日本人にとっては知らないことが多い国。日本の考え方は100パーセント通じない国。でも見かたを変えれば、面白いことも多い国。ロシア人のなかで暮らす日本人の私が、見て感じたロシアをそのままに書いてみたいと思います。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

素敵な言葉

大型スーパーへ行くための無料バスの停留所で人々がバスを待っていた。 その中に労働者風の中年のカップルが1組、少し疲れたような顔で立っていた。 男性も女性もロシアでは珍しく、とても地味な服装だった。 そのカップルの近くには、やはり無料バスを待っ…

地下鉄での思い出

モスクワの地下鉄の車両は、 日本のそれと比べると、 ごつくて、鉄でできた戦車のようなイメージを受ける。 天井の高いホームにゴーッという音を響かせて入ってくる地下鉄の車両は、 灰色の分厚い鉄のワゴンだ。 その扉がガタンッと開いて、 ババーンッと勢…

神様がくれたもの

昨日は地下道でおじさん2人が売っていた 1キロ100ルーブル(299円)の ビーシュニャ(さくらんぼ)を1キロ買って、 家で3キロのさくらんぼを食べた。 買ったのは1キロなのに、何故3キロのさくらんぼを食べたかというと、 1キロのさくらんぼを買って黒い袋に入…

ロシアであった いろいろな事

空港でよく見かける光景がある。 荷物をチェックする列に日本人が並んでいる。 日本人は前の人と少し距離をもって並ぶ。 その日本人がちょっとよそ見をしている隙に、前の人との間にロシア人が割り込む。 日本人は驚いて、そのロシア人の顔を見る。 が、 ロ…

仲間たち

昔からの友達エフゲニー(ジェーニャ)・スタセンコは、 画家であり、絵の教師としてずいぶん沢山の教え子を世に出した。 現在モスクワやパリで活躍している彼の弟子も多い。 今日はジェーニャのアトリエのある建物が壊されて新しくなるというので、 そのア…

空回り

モスクワ郊外の町へ車で買い物に行ったときのことだ。 車を駐車するところがなくて探し回っていたとき、 あるスーパーの駐車場へ寄ったらやっぱり場所がない。 困って周りを見回していたら、 おじさんが近づいてきて、 「これから駐車場を離れるからあそこに…

ロシアのお墓

モスクワも暑い夏が続いている。 でも日本の蒸し暑い夏と比べると、 気温が30度あっても日陰に入れば暑さはしのげるので助かる。 週末は久しぶりに親戚一同が集まったので、 モスクワ郊外にある墓地へ皆でお参りに行くことになった。 今回は自分達の車がある…