ぶか~しゅか の ひとり言 (from:モスクワ)

ロシアは日本人にとっては知らないことが多い国。日本の考え方は100パーセント通じない国。でも見かたを変えれば、面白いことも多い国。ロシア人のなかで暮らす日本人の私が、見て感じたロシアをそのままに書いてみたいと思います。

モスクワ道路事情

(昨日書いたモスクワ道路事情の記事が消えてしまったので、また書くことにした。)

モスクワの道路事情はひどいものだ。
週末には郊外の家へ車で行くのだが、渋滞ばかり。
だから金曜日は夜11時をまわってから出かける。



モスクワの渋滞は朝から晩まで続く。



昨年9月のモスクワ市長選挙に再度立候補を決めていたサヴャーニンが「モスクワの渋滞をなくす。」
と確約してから、
あちらこちらで道路の拡張工事が始まった。



しかし、こうゆう公共大工事はいつも道路の凍結する真冬に始まる。



不思議に思って、知り合いの何人かに訊いてみた。すると皆同じ答えを返してくれた。



「真冬の工事は労働者の賃金が高くなる。真冬に始めた工事は必ず問題が出てくるから工事が長引くし、
モスクワ市からは新たな費用を請求できる。」



モスクワ市長選挙でサヴャーニンが選ばれるまでは夜中まで、
工事でドンカンドンカンとうるさかった。
しかし市長選挙が終わってからは、夜は静かだし、工事の速度も遅くなったように感じられる。