ぶか~しゅか の ひとり言 (from:モスクワ)

ロシアは日本人にとっては知らないことが多い国。日本の考え方は100パーセント通じない国。でも見かたを変えれば、面白いことも多い国。ロシア人のなかで暮らす日本人の私が、見て感じたロシアをそのままに書いてみたいと思います。

バス停の近くで・・・

主人と友達の展覧会へ行くのに待ち合わせしたときのこと。

 

通りのバス停の近くで主人が来るのを待っていた。

 

向こうから学生らしいの女の子が駆け寄ってきて、

「ここで乗り合いタクシーを待ってるんですか?」

と訊いてきた。

 

乗り合いタクシーは、大体がバス停の停留所のそばにとまるからだ。

 

「え、いえ。私は主人が来るのを待っているんですけど。

ここに乗り合いタクシーがとまるのかどうかは知らないんですよ。ごめんなさいね。」

 

と丁寧に返事をしたら、

その途端、

その女の子の様子が一変して、

 

「何にもわからずにここに立ってるのか!まぬけ!」

 

と怒鳴って走り去っていった。

 

私はあっけにとられて返す言葉も出てこなかった。

 

何で私が怒鳴られなくてはいけないのかわからずに、

ただ訳のわからない怒りが込み上げてきた。

 

後から来た主人にそのことを話すと、

笑いながら、

 

「きっといろんな人に訊いてもわからずに

ぶっきらぼうに、”知らないよ!” と返事されてイライラしていたんだろうな。

そこで君が丁寧に”わからない” と答えたものだから、

イライラが爆発したんじゃないかな。」

 

という答えが返ってきた。

 

それにしたってひどすぎる。

 

ロシアでは、

不快を与えた人の身になって考えないとわからないことが多くある。

私は、この日常に少し疲れてしまった・・・。