ある日の朝食
昨年日本からモスクワへ戻った時、
シェレメチェボ空港で、日本人の旅行者の方が添乗員さんに質問しているのを耳にした。
旅行者: 「ロシア人は何を食べているんですか?」
添乗員: 「ジャガイモです。」
そう答えた添乗員の女性は、
本当にロシアの生活を知っているのだろうかと疑問を持った。
ロシアには、美味しいもの、身体に良いものが沢山ある。
美味しいものといえば乳製品。
チーズは沢山種類があって、全部試すと太ってしまって大変だ。
私の好きなチーズはダゲスタンのチーズ。
ちょっと酸味があってコッテリとして美味しい。
チーズの他にはヨーグルト。
飲むヨーグルトはコケモモやラズベリー味など、
いろいろな会社が様々な味を工夫して売り出している。
日本でも知られているケフィールは、
酸味が強いから、慣れないと飲めないかもしれないが、これは本当にお腹に良い。
我が家の朝食にかかせないのが
このケフィールとトゥバローク。
トゥバロークというのはカッテージチーズに似たもので、
これにスメタナというサワークリームとお砂糖をかけて食べる。
私はその上にミルクも少しかける。
乳製品がこんなに美味しいから、ロシア人は太ったおばさんが多いのだと思う。
太ると心臓に悪い。
だからそういう人のためにも
ロシアの自然は大切なものを与えてくれた。
それが下の写真に写っている赤い実、バヤールィシニック(サンザシの実)だ。
この実は心臓に良いとされていて、錠剤や乾燥させてお茶としても売られている。
生で食べるのなら、よっぽど沢山食べないと効かないのかもしれない。
うす甘い味はちょっと物足りないものを感じたが、
頑張って食べた。
まだまだロシアの美味しいものは沢山ある。
けど、今日はこのへんで。
写真の上の方に写っているのがトゥバローク。
右横に写っているのがスメタナ(サワークリーム)。